




運営者:蘭丸
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ディープインパクトの蹄鉄の減りは他の馬に比べて遅いという話がある。
エアシャカールが2週間使用した蹄鉄とディープインパクトが3週間使用した
蹄鉄を比べてディープインパクトの蹄鉄の方が減りが少なかった。
これはかき込むような走り方でなく、きれいな飛びを持っている証拠とされている。
もっとも、のちにはパワーが増したのか、蹄鉄の減り方は
普通になったともいわれている。
心肺機能が他の馬より優れているのも強さの一つと考えられている。
まず、心拍数が最大になったときの血液のスピードを
「VHRmax」(単位はm/s・メートル毎秒)、ゴール直後から心拍数が
100を切るまでの時間を「HR100」といい、前者は持久力を、
後者は回復力を示すものである(前者は数値が大きければ大きいほど、
後者は数値が少なければ少ないほどよい)。
3歳以上の馬のVHRmaxの平均は14.6前後であるのに対し、
ディープインパクトは菊花賞直前で16.0を示した。
HR100も大抵の3歳馬は10分以上であるが、
ディープインパクトは3分程度であった。
走り方にも特徴がある。
JRA競走馬総合研究所が菊花賞のディープインパクトの
走りを研究したところによると、ディープインパクトは4本の脚が
すべて地面についていない時(エアボーン)の時間が0.124秒だった。
これは他の馬の平均である0.134秒よりも短かった。
しかし、その間の移動距離は長く、他の馬の平均が2.43mであるのに対し、
ディープインパクトは2.63mだった。
また、1完歩の長さも7.54mと他の馬の平均の7.08mを上回った。
ちなみにこの数値は天皇賞(春)の時はさらに68cm伸びて8.22mになった。
さらに、2本の脚が同時に地面に着いている時間が0.036秒と、
他の馬の平均0.075秒よりも少なかった。
この場合、脚が地面に着くときに制動力が少なくなる。
アメリカの三冠馬セクレタリアトにも同じ特徴が見られる。