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「第43回札幌記念」の木曜追いが札幌競馬場で行われ、サクラメガワンダーが好気配だ。併せ馬では約2馬身遅れたが動き、時計は十分に及第点。馬インフルエンザによる開催中止、レース順延で函館―札幌間を何度も輸送することになったが、その影響は全く見られず力を出し切れる状態だ。
2週延期も何のその、サクラメガワンダーが好調をアピールした。藤岡佑(レースは岩田騎乗)を背に札幌ダートコースでアドマイヤウイナー(4歳500万)との併せ馬。6Fから6馬身後方から追いかけ、3角では4馬身差。直線に入ると鞍上のゴーサインに鋭く反応、最後は2馬身差まで詰め寄った。藤岡佑は「やればもっと動くけど、調教は追いつくためのものではない。仕上がっているし、これで十分ですよ」と太鼓判を押す。動きを見守った友道師も「ダートで追い切ったのは初めて。前を目標にしまいだけ。予定通りの調整ができた」と満足げだ。
この動きなら力を出し切れると判断できる。"最大の敵"輸送をクリアしたことが大きい。これまで長距離輸送では馬体重が減ったり、極端にイレ込んだりで本来の力を発揮できないケースが目立っていた。19日の開催中止時には函館―札幌間を往復。24日に函館から札幌に移動したが「環境の変化に対応できているし落ち着きもある。数日ぶりに見たが見た目にも体は減っていないし、雰囲気もいい」と友道師は輸送の影響がないことを強調した。
函館記念はコース巧者エリモハリアーに屈したが、4角後方2番手から豪快に追い込んで2着ロフティーエイムに首差3着。負けて強しの内容だった。札幌記念が最終戦となるサマー2000シリーズでは現在10位(4点)につけ、今回勝ってG21着12点を加点すれば16点となり、14点の首位ユメノシルシを上回る。2位(10点)のエリモハリアーやサンバレンティンの結果次第だが、夏の中距離王者に君臨する可能性もある。開催決定→急きょ中止…馬インフルエンザ騒動に振り回され、調整が難しかった中でしっかり結果を出せれば秋への大きな弾みとなるはずだ。
(スポーツニッポン)