




運営者:蘭丸
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6歳から種牡馬入りすることが決定していたキーストンは
現役最後のレースとして大レースである有馬記念ではなく
地元阪神競馬場で開かれる阪神大賞典
(2007年現在の3月開催の芝3000mと異なり
当時は12月開催の芝3100m)に出走し、
5頭立ての少頭数ではあったが、堂々の1番人気に支持されていた。
キーストンはいつものようにスタートから快調に逃げ続けて
4コーナーを回った時点では他馬を大きく引き離しており、
楽勝するかに思われた。
しかし、ゴール手前約300mの地点で突然キーストンは
「左前第一指関節完全脱臼」を発症し、
前のめりにバランスを崩してしまい、
騎乗していた山本正司騎手は落馬し、
その衝撃で脳震盪を起こして意識を失ってしまう。
この時、キーストンの左前足は皮一枚でつながっている状態であり、
手の施しようのない重傷であったが、
それでも3本の脚で昏倒する山本騎手の下へと近付いていき、
まるで安否を気遣うかのように鼻面を摺り寄せたのである。
それにより意識を回復した山本騎手はキーストンが激痛で暴れないようにと
手綱を抑えて首を抱いたまま再び意識を失って倒れた。
大本命馬の競走中止という事態に本来なら観客席から
野次や怒号が飛び交っても不思議は無かったが
(当時の競馬場の観戦マナーはよろしくなかった)、
この出来事を目にした観客達は沈黙し、
やがて人馬を称える拍手が起こった。
また、関西テレビの松本暢章アナウンサーによる実況も涙声になっていた。
こうして、キーストンはその日の内に予後不良として安楽死の処置を施されたのである。
(ウィキペディア引用)